研究
免疫拡散板による血漿プロトロンビンの測定法
宮谷 勝明
1,2
1宇治黄檗病院臨床検査科
2北里大学衛生科学検査研究センター
pp.773-775
発行日 1977年7月15日
Published Date 1977/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914419
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
プロトロンビンの測定法としてQuick一段変法1)が広く普及している.この方法は凝固の基本的検査の一つとして止血機構に関する検査のスクリーニング上不可欠であるだけでなく,肝疾患の診断や血栓性疾患における抗凝血薬療法のコントロールなどにおいても極めて大切な検査法2)と言われている.
生物学的活性を測定する方法とは別に,一元平板免疫拡散法3〜5)や免疫電気泳動法の応用としてRocket法5,6)などが導入されるに至った。
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.