新しいキットの紹介
イムノリングによる血清免疫グロブリン測定法の検討
宮谷 勝明
1
,
高畑 譲二
1
,
福井 巌
2
,
金田 吉郎
3
1宇治黄檗病院臨床検査科
2京都府立医大臨床検査部
3関西医学検査センター
pp.190-192
発行日 1976年2月15日
Published Date 1976/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909283
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緒言
免疫グロブリンであるIgA, IgMおよびIgGの測定法としては,Oudin Tubeを用いる方法1),Ouchte-rlony法2),Schultze and Schwlckの方法3),一元平板免疫拡散法4)などがあって,それぞれ特徴を有するが,なかでも一元平板免疫拡散法については各社で製品化され,日常検査の一つとして広く用いられるに至っている.
著者らはBehringwerke,医学生物学研究所(以下MBLと略記)の免疫グロブリンについては既に報告5,6)を行ってきたが,今回は日水製薬で開発されたイムノリングIgA, IgMおよびIgGを用いて行う場合の測定条件について吟味を加えたので,その成績を報告する.
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