主要疾患と臨床検査・3
肝疾患と臨床検査
谷川 久一
1
1久留米大・第2内科
pp.232-236
発行日 1969年3月15日
Published Date 1969/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906365
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現在,肝機能検査といわれているものが数多くあり,取捨選択に困難を感じておられるかたが少くないと思う.同じ意味あいの検査を2つ以上行なってもムダである(保険診療のうえからも削減される可能性がある.また一方,1つ欠けても診断に困る検査もあるわけである).
現在,地方の医院や病院でも,その地域の臨床検査センターが多く設立され,検査材料を送れば容易に検査できる現状であるので,特殊検査を除いて,生化学的検査のほとんどは,第一線の先生がたが利用できるわけである.そういった意味から,この項を述べてみたいと思う.
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