Japanese
English
研究
血清シスタチンCの小児期における基準範囲設定と腎機能評価に関する検討
Serum Cystatin C in the Children : Establishment of the Reference Value and Assessment of the Renal Function
山本 英明
1
,
荒井 孝
1
,
山口 明
1
,
藤井 紀行
1
,
鬼本 博文
2
,
大野 勉
2
,
村松 康男
3
,
赤司 俊二
3
Hideaki YAMAMOTO
1
,
Takashi ARAI
1
,
Akira YAMAGUCHI
1
,
Noriyuki FUJII
1
,
Hirofumi KIMOTO
2
,
Tsutomu ONO
2
,
Yasuo MURAMATSU
3
,
Shunji AKASHI
3
1埼玉県立小児医療センター放射線部
2埼玉県立小児医療センター未熟児新生児科
3埼玉県立小児医療センター腎臓科
1Department of Radiology, Saitama Children's Medical Center
2Division of Neonatology, Saitama Children's Medical Center
3Division of Nephrology, Saitama Children's Medical Center
キーワード:
シスタチンC
,
クレアチニン
,
β2―マイクログロブリン
,
α1―マイクログロブリン
,
小児基準範囲
Keyword:
シスタチンC
,
クレアチニン
,
β2―マイクログロブリン
,
α1―マイクログロブリン
,
小児基準範囲
pp.1027-1032
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904873
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血清シスタチンC (Cys-C)の小児期における基準値とその評価について検討した.幼児期から成人までの血清Cys-C値はほぼ一定の値を示し男女間差も認められなかった.新生児期の血清Cys-C値は高値であったが,その後直線的に減少し1歳以上の幼児期には一定の値を示した.慢性腎疾患患児の血清Cys-C値とCr値との比較より,血清Cys-C値はCr値では予測不可能なGFRの低下を反映していることが示唆された.
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