Japanese
English
資料
近畿地方における病理検査の内部精度管理アンケート調査
The Questionnaire Investigation of Internal Quality Control of Pathological Labolatory in the Kinki Districts
佐々木 政臣
1
,
三原 勝利
2
,
布引 治
3
,
奥野 万里子
4
,
新川 由基
5
,
林 孝俊
6
,
嶋田 智恵子
7
,
田中 真理
8
Masaomi SASAKI
1
,
Katsutoshi MIHARA
2
,
Osamu NUNOBIKI
3
,
Mariko OKUNO
4
,
Yuuki NIIKAWA
5
,
Takatoshi HAYASHI
6
,
Chieko SHIMADA
7
,
Mari TANAKA
8
1大阪市立大学医学部附属病院病理部
2星ヶ丘厚生年金病院中央検査科
3大阪がん予防検診センター細胞診
4神戸大学医学部付属病院病理部
5市立長浜病院中央検査科
6京都民医連中央病院病理センター
7福井社会保険病院検査部
8和歌山労災病院中央検査科
1Department of Pathology, Osaka City University Hospital
2Division of Clinical Pathology, Central Laboratory, Hoshigaoka Koseinenkin Hospital
3Department of Cytopathology, Osaka Cancer Prevention and Detection Center
4Division of Surgical Pathology, Kobe University Hospital
5Division of Clinical Pathology, Central Laboratory, Nagahama City Hospital
6Kyoto Min-iren Institute of Pathology
7Department of Clinical Laboratory, Fukui Social Insurance Hospital
8Department of Pathology, Laour Welfare Corporation Wakayama Rosai Hospital
キーワード:
病理検査
,
内部精度管理
,
アンケート
,
近畿地方
Keyword:
病理検査
,
内部精度管理
,
アンケート
,
近畿地方
pp.1033-1036
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904874
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
2000年11~12月にかけて,近畿85施設における病理検査の内部精度管理に関するアンケート調査を行ったので報告する.アンケートの内容は,検体の取り扱いマニュアル,リスクマネージメント,コンピュータシステム,検査機器の保守と点検,標本作製の管理,検査伝票とプレパラートおよびパラフィンブロックの管理状況に関する20の項目について行った.
結果は,検体の取り扱いに関するマニュアル,結果報告の遅延症例の記録簿,検体受付拒否の記録簿,ヒヤリ・ハット,インシデントの記録簿の各記録簿の作成が不十分であった.また,コンピュータによる患者情報,病理診断などの管理は多くの施設で行われていたが,病院診療システムとの連携が進んでいなかった.したがって,院内オーダーリングシステム導入によるバーコード対応や標本ブロック,プレパラートの自動印字機の導入など,標本作製から病理診断書の報告,搬送さらに標本貸し出しに至る一貫したコンピュータ管理システムの構築が必要と考えられた.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.