今月の主題 Internal Quality Control
技術解説
リアルタイム精度管理(QC)の実際
栢森 裕三
1
,
片山 善章
1
Yuzo KAYAMORI
1
,
Yoshiaki KATAYAMA
1
1国立循環器病センター臨床検査部
キーワード:
リアルタイム精度管理
,
個別管理手法
,
エキスパートシステム
Keyword:
リアルタイム精度管理
,
個別管理手法
,
エキスパートシステム
pp.415-426
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903290
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自動分析装置の多項目測定化に伴って発生するデータは膨大な量になっている.これらの臨床検査データの報告に際して,そのデータが許容できるかどうかは精度管理データから判断される.従来の精度管理は管理血清を利用した方法が一般的であったが,本来の精度管理は患者データが精度よく測定されているかを目的とするものである.そのため,患者データを利用した個別管理手法が応用されるようになってきたが,これはコンピュータの発達によるものであり,データを迅速・正確に処理することを可能にした.この章ではこれらの方法による当センターでの患者データ結果報告の実際について述べる.
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