今月の主題 Helicobacter pylori
総説
Helicobacter pylori感染の診断法
神本 博勝
1
,
福田 能啓
1
,
奥井 雅憲
1
,
殿勝 康司
1
,
山本 一成
1
,
下山 孝
1
Hiromasa KAMIMOTO
1
,
Yoshihiro FUKUDA
1
,
Masanori OKUI
1
,
Koji TONOKATSU
1
,
Issei YAMAMOTO
1
,
Takashi SHIMOYAMA
1
1兵庫医科大学第4内科
キーワード:
H.pylori感染
,
ウレアーゼ活性
,
迅速ウレアーゼテスト
,
色素内視鏡法
,
組織検査法
,
PCR法
,
血清診断法
,
尿素呼気試験
Keyword:
H.pylori感染
,
ウレアーゼ活性
,
迅速ウレアーゼテスト
,
色素内視鏡法
,
組織検査法
,
PCR法
,
血清診断法
,
尿素呼気試験
pp.145-150
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903234
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1983年にWarrenとMarshallによって分離・培養されたH.pyloriは,今日において胃・十二指腸疾患との強い関連性を示唆されており,その正確な検査法の必要性が高まっている.H.pyloriはその興味深い生物学的特性により胃・十二指腸疾患と関連しているが,その特性によりH.pylori感染を特異的に診断することが可能である.本稿においてH.pylori感染の診断法を侵襲的・非侵襲的方法に大別し,その長所・短所について述べながら,各検査法を説明する.
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