今月の主題 好中球をめぐる検査
好中球免疫検査
血中G-CSFの微量測定法
秩父 賢司
1
,
桐山 玲子
1
,
大澤 仲昭
2
Kenji CHICHIBU
1
,
Reiko KIRIYAMA
1
,
Nakaaki OHSAWA
2
1中外製薬株式会社診断科学研究所
2大阪医科大学第一内科
キーワード:
酵素免疫測定法
,
化学発光法
,
顆粒球コロニー刺激因子
,
G-CSF
Keyword:
酵素免疫測定法
,
化学発光法
,
顆粒球コロニー刺激因子
,
G-CSF
pp.447-451
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901937
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G-CSFは顆粒球(granulocyte)のコロニー形成を刺激する因子で循環血液中に極微量存在し,感染症や血液疾患において異常高値を示す.本稿ではG―CSFの高感度測定法について紹介する.測定原理は酵素免疫測定法(EIA)と化学発光検出法を組み合わせたchemiluminescent enzyme immunoassay(CLEIA)で非常に感度の良い測定法である.検体量は100μlであり,1~1,000pg/mlの血中G-CSF濃度を精度よく測定することができる.〔臨床検査38:447-451,1994〕
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