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特集 これだけは押さえておきたい! 泌尿器腫瘍に対する抗がん剤の基本
〈抗がん剤治療〉
カバジタキセルの臨床試験データにみるFNとG-CSF使用の考え方
Febrile neutropenia and use of G-CSF : Interpretation of clinical data about Cabazitaxel
木村 高弘
1
Takahiro Kimura
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科
キーワード:
カバジタキセル
,
G-CSF
,
発熱性好中球減少
Keyword:
カバジタキセル
,
G-CSF
,
発熱性好中球減少
pp.362-365
発行日 2019年5月20日
Published Date 2019/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206630
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▶ポイント
・カバジタキセルは,ドセタキセル抵抗性のmCRPCに対し有意に全生存期間を延長する化学療法剤である.
・好中球減少症やFNなどの重篤な血液毒性の頻度が高く,国内第I相臨床試験では,グレード3以上の好中球減少が100%,FNが54.5%に認められた.
・G-CSF製剤の一次予防的投与や導入時用量を20mg/m2に減量することで,有害事象が軽減される可能性が示唆されている.
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