今月の主題 好中球をめぐる検査
好中球免疫検査
抗好中球特異抗体の検出法
林 悟
1
,
倉田 義之
1
Satoru HAYASHI
1
,
Yoshiyuki KURATA
1
1大阪大学医学部附属病院輸血部
キーワード:
抗好中球抗体検査
,
免疫性好中球減少症
,
発熱性輸血副作用
Keyword:
抗好中球抗体検査
,
免疫性好中球減少症
,
発熱性輸血副作用
pp.441-446
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901935
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抗好中球抗体の検査法には好中球表面に結合しているIgGを検出する方法と,好中球に抗体が結合することにより引き起こされる好中球の変化を検出しようとする方法がある.前者にはRI法や酵素抗体法,蛍光抗体法などがある.一方,後者には白血球凝集法や細胞毒試験,オプソニン効果を検出する方法などがある.本稿ではわれわれが日ごろ検討している酵素抗体法,蛍光抗体法,白血球凝集法,細胞毒試験の4法について紹介するとともに,抗好中球抗体の推移を検討したSLEの1例を症例呈示する.〔臨床検査38:441-446,1994〕
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