今月の主題 レセプター
技術解説
インスリンレセプター
本田 律子
1,2
,
春日 雅人
3
Ritsuko YAMAMOTO-HONDA
1,2
,
Masato KASUGA
3
1東京大学医学部第三内科学教室
2朝日生命糖尿病センター丸の内病院
3神戸大学第二内科学教室
キーワード:
インスリンレセプター
,
インスリン結合
,
レセプターの自己リン酸化
,
糖尿病
Keyword:
インスリンレセプター
,
インスリン結合
,
レセプターの自己リン酸化
,
糖尿病
pp.905-909
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900227
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糖尿病はインスリン分泌の低下,肥満,その他の原因により相対的にインスリンの作用が不足することに起因する疾患群である.インスリンの作用は標的組織の細胞表面に存在するインスリンレセプターを介して発現される.インスリンレセプターに関しては,その構造および機能に関する知見が集積されつつある.本稿では,インスリンレセプターの構造と機能について述べたのち,インスリンレセプターに関する検査法のうちインスリンレセプターへのインスリン結合およびインスリンレセプターのリン酸化について解説を試みる.
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