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今月の特集 薬物療法に活用される検査
免疫抑制療法における臨床検査の活用
Utilization of laboratory tests in patients with systemic autoimmune diseases receiving immunosuppressive therapy
藤井 隆夫
1
1和歌山県立医科大学医学部リウマチ・膠原病科学講座
キーワード:
リンパ増殖性疾患
,
LPD
,
可溶性IL-2レセプター
,
sIL-2R
,
レミチェックQ
,
アザチオプリン
,
NUDT15遺伝子多型
Keyword:
リンパ増殖性疾患
,
LPD
,
可溶性IL-2レセプター
,
sIL-2R
,
レミチェックQ
,
アザチオプリン
,
NUDT15遺伝子多型
pp.743-747
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202770
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Point
●関節リウマチ(RA)治療の第1選択薬であるメトトレキサート(MTX)に関連したリンパ増殖性疾患(LPD,悪性リンパ腫を含む)の発症予測には血中可溶性インターロイキン(IL)-2レセプター(sIL-2R)の測定が有用である.
●アザチオプリンによって全脱毛と重篤な白血球減少をきたす症例が日本人では約1%に存在する.そのリスク因子であるNUDT15の遺伝子多型が保険で検査できるようになった.
●RA患者に対してインフリキシマブ(IFX)有効性の目安はトラフ値=1μg/mLである.レミチェックQによってそのトラフ値推定が可能となった.
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