増刊号 がんゲノム医療用語事典
8.エキスパートパネルと治療,治験,薬剤に関する用語
須賀 淳子
1,2
1京都大学医学部附属病院腫瘍内科
2福島県立医科大学医学部腫瘍内科学講座
キーワード:
標準治療
,
殺細胞性抗がん薬
,
分子標的治療薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
ICI
,
免疫関連有害事象
,
irAEs
,
コンパニオン診断薬
,
actionable(druggable)変異
,
治験
,
先進医療
,
アンブレラ試験
,
バスケット試験
,
患者申出療養
,
エキスパートパネル
,
EP
,
治験コーディネーター
,
CRC
,
がんゲノム医療コーディネーター
,
CGMC
Keyword:
標準治療
,
殺細胞性抗がん薬
,
分子標的治療薬
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
ICI
,
免疫関連有害事象
,
irAEs
,
コンパニオン診断薬
,
actionable(druggable)変異
,
治験
,
先進医療
,
アンブレラ試験
,
バスケット試験
,
患者申出療養
,
エキスパートパネル
,
EP
,
治験コーディネーター
,
CRC
,
がんゲノム医療コーディネーター
,
CGMC
pp.1191-1214
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202484
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標準治療
標準治療とは,患者のがんの進行度(ステージ0〜Ⅳの5段階)を臨床症状・血液検査・画像診断・病理診断に基づいて決定し,そのステージに対して科学的根拠(臨床試験の治療成績など)がある,現時点で最良と考えられている治療を行うことをいう.標準治療についてはがん種ごとに各学会から発行されている「がん診療ガイドライン」で紹介されていることが多い.がん治療には“手術療法”,“薬物療法”,“放射線療法”の大きな3つの柱があり,これらを組み合わせて治療を行うことを“集学的治療”と呼ぶ(図1).がん治療の目的はがんを治す(根治)ことであるが,根治が難しい場合でもがんの進行を抑えたり,がんによる症状を和らげる(緩和)目的で治療が行われる.
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