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今月の特集1 AI医療の現状と課題
AI医療の現状と課題
Current status and challenges in implementing AI in medicine
陣崎 雅弘
1
,
橋本 正弘
1
,
上蓑 義典
2
,
洪 繁
3
,
北川 雄光
4
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室
2慶應義塾大学医学部臨床検査医学
3慶應義塾大学医学部坂口光洋記念システム医学講座
4慶應義塾大学医学部外科学教室
キーワード:
ディープラーニング
,
個人情報保護
,
次世代医療基盤法
,
医薬品医療機器等法
,
単純作業
,
ワークフロー
Keyword:
ディープラーニング
,
個人情報保護
,
次世代医療基盤法
,
医薬品医療機器等法
,
単純作業
,
ワークフロー
pp.838-843
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202428
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Point
●ディープラーニングは特徴量を入力せずに分類を行うことができる方法であるが,データの量と質に依存する,判断がブラックボックスである,過学習があるなどの課題がある.
●医療用人工知能(AI)の開発には良質なデータが大量に必要であるが,医療情報が要配慮個人情報となり,規制が厳しくなっている.認可にかかわる法律に医薬品医療機器等法があるが,再学習をすると再認可が必要となるなど課題がある.
●医療用AIを実装するに当たっては,高度な作業ばかりではなく単純作業への活用や,AIソフトを現場のワークフローへいかにうまく組み込むかについて考えていく必要がある.
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