連載 クラウド・IT時代のリハビリテーション診療・第1回【新連載】
全国のクラウドネットワークシステムの現状と今後
田中 勝弥
1
Katsuya Tanaka
1
1国立がん研究センター情報統括センター
キーワード:
地域連携システム
,
電子カルテ
,
クラウド
,
標準化
,
個人情報保護
Keyword:
地域連携システム
,
電子カルテ
,
クラウド
,
標準化
,
個人情報保護
pp.793-798
発行日 2020年8月10日
Published Date 2020/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202020
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クラウドサービスの普及により,ネットワークを利用した医療サービスを支援するシステムの開発,導入が盛んに行われるようになった.すでに多様な製品やサービスが利用可能であり,総務省や厚生労働省を中心に,いくつかの実証事業も行われてきている.また,蓄積された診療データを収集,二次利用するための法整備も含めたクラウドシステムの検討も行われており,昨今の人工知能(artificial intelligence;AI)技術の普及に対し,研究目的での診療データの流通も進展してきている.本稿では,このような状況のなか,いくつかの代表的なクラウドネットワークシステムの施策を概説する.今後のクラウドサービス利用検討のための参考とされたい.
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