今月の特集1 AI医療の現状と課題
扉
河合 昭人
1
1東京慈恵会医科大学附属病院中央検査部
pp.837
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202427
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AI(artificial intelligence,人工知能)は社会の中にかなり浸透してきており,音声認識や障害物を避ける自動運転,インターネットの画像検索,産業分野のロボット制御や画像処理など,さまざまなプラットフォームに活用されるようになっています.しかし,臨床検査業界では他分野と比べて浸透の度合いが高いとは言い難いのが現状です.一方で,医療分野においては各分野で研究・開発が盛んに行われています.具体例として,生理検査をメインとした心電図,超音波,内視鏡検査のAIを活用した研究などが挙げられます.
本特集では,医療業界におけるAIの研究報告や,それらを取り巻く諸問題についてわかりやすく解説します.臨床検査分野でのAIの研究や普及状況,その課題についても執筆いただきました.
臨床検査技師として避けては通れないこの問題について,ぜひ目を背けることなくご一読ください.皆さんの知識の糧となれば幸いです.
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