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今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
急性リンパ芽球性白血病(前駆リンパ球性腫瘍)の遺伝子異常
Genetic alterations in acute lymphoblastic leukemia
石川 裕一
1
1名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学
キーワード:
急性リンパ芽球性白血病
,
染色体異常
,
遺伝子変異
,
予後
,
治療層別化
Keyword:
急性リンパ芽球性白血病
,
染色体異常
,
遺伝子変異
,
予後
,
治療層別化
pp.818-823
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202076
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Point
●白血病の発症には複数の遺伝子変異獲得が必要とされ,急性リンパ芽球性白血病(ALL)でもさまざまな融合キメラ遺伝子や遺伝子変異の存在が明らかになった.
●ALLで認められる融合遺伝子,遺伝子異常は,小児から成人までの各世代でその発現頻度に特徴があり,各世代の予後とも深くかかわっている.
●ALLにおけるこれら遺伝子異常,融合遺伝子などの分子病態に基づく診断,治療層別化,新規治療法の開発が試みられている.
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