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増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ
14章 小児疾患
川崎病
Kawasaki disease
小林 徹
1
1国立成育医療研究センター臨床研究センター企画運営部
pp.566-567
発行日 2019年4月15日
Published Date 2019/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202013
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川崎病は小児期に後発する原因不明の血管炎症候群であり,特に冠動脈に強い血管炎が生じることが特徴的である.現在,年間に15,000人以上が新たに発症し,そのうち約300人に冠動脈病変を含む心後遺症が残存する.川崎病の主要症状6項目中5項目以上を満たした患者を川崎病と診断するが,他疾患を十分に鑑別する必要がある.そのため,血液検査や画像検査,特に心臓超音波検査を診断時に実施して,適切な診断と治療を行うことが重要である.
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