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今月の特集1 DIC診断基準
DIC診断基準における各分子マーカーの感度・特異度
Sensitivity and specificity of each molecular marker in DIC diagnostic criteria
川杉 和夫
1
1帝京大学医療技術学部
キーワード:
播種性血管内凝固
,
DIC
,
一般的止血系検査
,
アンチトロンビン
,
AT
,
可溶性フィブリンモノマー複合体/トロンビン・アンチトロンビン複合体/プロトロンビンフラグメント1+2
,
SFMC/TAT/F1+2
,
血小板減少率
Keyword:
播種性血管内凝固
,
DIC
,
一般的止血系検査
,
アンチトロンビン
,
AT
,
可溶性フィブリンモノマー複合体/トロンビン・アンチトロンビン複合体/プロトロンビンフラグメント1+2
,
SFMC/TAT/F1+2
,
血小板減少率
pp.1011-1016
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201718
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Point
●今までの播種性血管内凝固(DIC)の診断では,一般的止血系検査〔プロトロンビン時間(PT),血漿フィブリノゲン,フィブリノゲン分解産物(FDP),血小板数など〕がマーカーとして使用されてきた.
●今回の日本血栓止血学会DIC診断基準2017年版には,一般的止血系検査にアンチトロンビン(AT)が,スコアリングシステムには可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)/トロンビン・アンチトロンビン複合体(TAT)/プロトロンビンフラグメント1+2(F1+2)が追加されており,血小板の減少率も取り入れられている.
●先に挙げた変更点より,DICの臨床や研究がより進むことが期待されている.
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