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今月の特集1 DIC診断基準
DIC診断基準の変遷(旧基準と新基準の相違点を含む)
Transition of diagnostic criteria for DIC: including difference between diagnostic criteria from JMHW and JSTH
朝倉 英策
1
1金沢大学附属病院高密度無菌治療部
キーワード:
DIC病型分類
,
日本血栓止血学会DIC診断基準
,
一般止血検査
,
凝固線溶系分子マーカー
,
アンチトロンビン
Keyword:
DIC病型分類
,
日本血栓止血学会DIC診断基準
,
一般止血検査
,
凝固線溶系分子マーカー
,
アンチトロンビン
pp.996-1004
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201716
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Point
●DIC病型分類の概念は,「日本血栓止血学会DIC診断基準 2017年版」(新基準)において基礎疾患・病態別にDIC診断基準を使い分ける方向性につながった.
●旧厚生省・国際血栓止血学会(ISTH)・日本救急医学会急性期の各「DIC診断基準」が知られていたが,それぞれ不備が指摘されてきたため,改善が望まれていた.
●新基準では,基礎疾患・病態別に診断基準を使い分けること,凝固活性化分子マーカーとアンチトロンビンが加わったこと,肝不全対策がなされたことなどが改善点である.
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