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あとがき
山田 俊幸
pp.878
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201686
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3月下旬,熊本でA先生主催による小規模な国際学会が催されました.A先生は,一時期臨床検査の分野でも活躍されておりました.読者の皆様なら,そういえばすぐにおわかりと思います.臨床検査とは別に,先生と私は研究テーマを通して30年来の付き合いで,今回の国際学会の成功は私にとっても大変うれしいことでした.
先生がこの話を引き受けたのは熊本震災の前でしたので,震災は予期せぬ心配事であったでしょう.地元の復興もさることながら,外国人には災害大国のイメージをさらに植え付けることが懸念されたためです.しかし,先生は学術集会そのものの充実のほかに,2つの切り札を用意していました.1つは,精力的に経済的支援を取り付け,海外からの参加者の渡航滞在の負担を軽減したこと.もう1つは,桜満開の時期に会期を設定したことです.
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