増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック
Ⅱ 尿路の検査
CT,MRI
髙橋 哲
1
1高槻病院イメージングリサーチセンター
pp.378-380
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201551
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検査の意義
コンピュータ断層画像(computed tomography:CT),磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)検査は,現在の画像診断の中心を占め,臨床に不可欠となっている.CTはX線を発生する管球と検出器が身体の周りを回転しながらデータを収集し,コンピュータ処理により断層像を得る.MRIは非常に強い磁石と電磁波を用いて体内の水素原子核の信号を捉え画像化する.CT,MRIは本邦で広く普及しており,人口当たりの機器数は先進国で最も多い.安価な検査料とも相まって,諸外国と比べ比較的容易に検査を受けることができる.
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