今月の主題 脳卒中
脳卒中急性期の診断技術
CT・MRI
小川 敏英
1
,
奥寺 利男
1
1秋田県立脳血管研究センター放射線科
pp.2193-2195
発行日 1995年11月10日
Published Date 1995/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903932
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ポイント
●急性期の出血性脳血管障害の診断において,CTはその存在診断に有用であるのに対して,MRIは原因疾患の診断に役立つ.
●塞栓性閉塞による比較的広範な虚血例では,発症6時間以内の超急性期であっても,CTで異常所見を検出できることが少なくない.
●超急性期の虚血性脳血管障害のMRI診断では,プロトン密度強調像,FLAIR(fluid-attenuated inversion recovery)像が有用である.
●急性期の虚血性脳血管障害の診断において,血流情報が得られるMRIは,頭蓋内外の主幹動脈狭窄・閉塞の診断に有用である.
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