増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック
Ⅱ 尿路の検査
内視鏡
西松 寛明
1
1同愛記念病院泌尿器科
pp.382-387
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201552
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検査の意義
尿路内視鏡検査は膀胱・尿道鏡検査,そして尿管鏡検査に分類される.
膀胱・尿道鏡検査は外尿道口から前部尿道(振子部尿道,球部尿道),後部尿道(膜様部尿道,前立腺部尿道),そして膀胱内を直接観察することができる.混濁や出血がある場合には洗浄吸引などの処置を,腫瘍が存在する場合には生検をとることが可能である.一方,尿管鏡検査は,膀胱尿管移行部から尿管,そして腎盂内を観察することが可能である.
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