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今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
血栓性素因の検査—アンチトロンビン,プロテインC,プロテインS
Laboratory tests for inherited thrombophilia: antithrombin, protein C, protein S
森下 英理子
1,2
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科病態検査学
2金沢大学附属病院血液内科
キーワード:
アンチトロンビン(AT)
,
プロテインC(PC)
,
プロテインS(PS)
,
凝固時間法
,
合成基質法
Keyword:
アンチトロンビン(AT)
,
プロテインC(PC)
,
プロテインS(PS)
,
凝固時間法
,
合成基質法
pp.158-164
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200698
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Point
●分子異常症を見逃さないために,まずは活性測定を行う.
●先天性欠乏症の診断に際しては,後天的にアンチトロンビン(AT)あるいはプロテインC(PC),プロテインS(PS)活性が低下する病態を可能な限り除外する.
●活性測定に際しては,凝固時間法あるいは合成基質法の測定原理をよく理解し,偽高値や偽低値となる病態に留意する.
●遺伝子解析によって,変異が必ずしも同定されるわけではない.
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