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今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
分子標的療法の選択と心臓超音波による心筋副作用の検索
Selection of molecular targeting therapy and evaluation of cardiac adverse effects by echocardiography
末田 愛子
1
,
山本 豊
1
,
岩瀬 弘敬
1
1熊本大学大学院生命科学研究部乳腺・内分泌外科学分野
キーワード:
ヒト上皮細胞増殖因子受容体2型(HER2)
,
トラスツズマブ
,
左室駆出率(LVEF)
Keyword:
ヒト上皮細胞増殖因子受容体2型(HER2)
,
トラスツズマブ
,
左室駆出率(LVEF)
pp.880-885
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542200414
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Point
●トラスツズマブは,ヒト上皮細胞増殖因子受容体2型(HER2)陽性乳癌に投与されるヒト化モノクローナル抗体であるが,副作用として,心機能低下およびそれに伴う心不全が報告されている.
●トラスツズマブ治療中は,少なくとも3カ月ごとに心エコーによる左室駆出率(LVEF)のモニタリングを行うことが推奨されている.
●LVEFが50%以下,または治療前に比べて10%以上低下した時点で,速やかに治療の休薬を行う.
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