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あとがき
佐藤 尚武
pp.530
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103887
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今年は2月に入って,東京をはじめとする関東地方に2度にわたる記録的な大雪がありました.この原稿はその残雪がまだ大量に残っている時期に書いていますが,本号が発刊される頃にはさすがに跡形も残っていないことでしょう.
私事で誠に恐縮ですが,今回の大雪に関連したエピソードを少し書かせていただきます.2度目の大雪の夜,帰宅するために乗っていた電車が,降りる予定の駅の6つ手前の駅で立ち往生し,全く動かなくなりました.運転再開のめどが立たないとのアナウンスがあり,距離的には十分歩くことができる範囲なので,意を決して電車を降りました.一応タクシー乗り場を確認しましたが,長蛇の列であり,諦めて歩き始めました.結局なんとか自宅にたどり着くことができましたが,私にとっては映画「八甲田山」を連想させる死の行軍でした.雪道を歩くことの困難さを痛感した一日でしたが,雪に不慣れであるという要因も大きかったと思われます.本誌の編集主幹を務める山田先生は豪雪地域出身なので,鼻で笑われそうです.
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