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あとがき
佐藤 尚武
pp.208
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202283
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読者の皆さまが本号を手にするのは,令和になって初めて迎えたお正月から一月が経過した頃だと思いますが,この原稿は令和元年が残り1カ月となった時期に書いています.令和元年の秋は“即位の礼”が執り行われたことで人々の記憶に残ると思われます.“即位の礼”と書きましたが,正しくは“即位礼正殿の儀”です.即位の礼は“剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)”,“即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)”,“即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)”,“祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)”および“饗宴の儀(きょうえんのぎ)”からなり,なかでも“即位礼正殿の儀”は即位の礼の中心といえる儀式で,戴冠式や即位式に相当するとされています.
一方で,令和元年の秋は雨天が非常に多く,台風被害が甚大だった季節としても記憶に残りそうです.即位礼正殿の儀も雨天でしたし,祝賀御列の儀は台風被害に配慮され,3週間ほど延期になりました(そのおかげで晴天に恵まれましたが).本誌の編集委員のなかにも,台風と大雨の被害に遭われた方がいました.北陸新幹線も大きな被害を受け,完全なダイヤの再開は令和2年に入ってからになるようです.
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