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今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②
血清コリンエステラーゼ(ChE)の異常と病態
Pseudocholinesterase
矢内 充
1
1日本大学医学部内科学系総合内科学分野
キーワード:
血清コリンエステラーゼ(ChE)
,
遺伝性コリンエステラーゼ異常症
,
肝細胞障害
Keyword:
血清コリンエステラーゼ(ChE)
,
遺伝性コリンエステラーゼ異常症
,
肝細胞障害
pp.1495-1499
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103710
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■血清コリンエステラーゼ(ChE)の測定に関してはJSCC標準化対応法で測定される施設が大半を占めるようになってきた.
■血清ChEは肝機能,特に肝予備能の評価に用いられ,血清アルブミン(Alb)とよく相関する.
■血清ChEは,低値を示した場合に臨床的意義が高く,多くはびまん性の肝細胞障害の程度を鋭敏に反映する.
■遺伝性ChE欠損症では,全身麻酔などでのサクシニルコリン投与時に遷延性の無呼吸をきたすため,注意が必要である.
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