Japanese
English
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②
CKの異常と病態
Clinical significance of creatine kinase activity in serum
高木 康
1
1昭和大学医学部医学教育学/卒後臨床研修センター
キーワード:
クレアチンキナーゼ(CK)
,
CK/AST比
,
急性冠症候群
,
骨格筋傷害
Keyword:
クレアチンキナーゼ(CK)
,
CK/AST比
,
急性冠症候群
,
骨格筋傷害
pp.1491-1494
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103709
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
■クレアチンキナーゼ(CK)は筋肉のエネルギー供給上重要な役割を果たしているため,種々の筋肉中に多量に存在している.
■CKにはCK-MM,CK-MB,CK-BBのアイソザイムが存在しており,心筋傷害ではCK-MB,骨格筋疾患ではCK-MM高値の臨床的意義が高い.
■CK/ASTは心筋傷害では低値であるが,骨格筋疾患では高値であり,鑑別の指標として有効であるが,ASTが高値となる肝疾患を除外する必要がある.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.