特集 酵素検査法
病理
コリンエステラーゼ(ChE) Cholinesterase/アセチルコリンエステラーゼ(AchE) Acetylcholinesterase
水谷 昭
1
1愛知県心身障害者コロニー中央病院中検部
pp.1324-1325
発行日 1971年12月1日
Published Date 1971/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907435
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いとぐち
エステラーゼの中でアセチルコリンで代表されるところのコリンエステルを加水分解する酵素をChEと呼ぶ(図).
そのうちで主としてアセチルコリンのみに作用するものをtrue ChEまたはAchEと呼び作用範囲の広いpseudo ChE(または単にChE)と区別している.AchEは神経組織,神経筋終板,赤血球,精子などに存在し,臨床検査の対象となるところの血清ChEとは別のものである.後者はpseudo ChEに属し,肝,膵,腸管粘膜などに強い活性を示すものと同類である.
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