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今月の特集2 感染症と発癌
肝炎ウイルスと肝癌
The role of hepatitis viruses in hepatocarcinogenesis
小池 和彦
1
1東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
肝発癌
,
B型肝炎ウイルス
,
C型肝炎ウイルス
,
酸化ストレス
,
細胞内シグナル伝達
Keyword:
肝発癌
,
B型肝炎ウイルス
,
C型肝炎ウイルス
,
酸化ストレス
,
細胞内シグナル伝達
pp.746-753
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103471
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■C型慢性肝炎やB型慢性肝炎においては,高頻度かつ多中心性の肝癌が発生する.
■ウイルス肝炎における肝発癌にかかわる因子として,免疫を介した炎症とウイルス自体などがある.
■B型肝炎における肝発癌においては,ウイルス量に代表されるウイルス因子が重要である.
■B型肝炎ウイルスのHBx蛋白やC型肝炎ウイルスのコア蛋白は,発癌への関与が実験的に示されてきている.
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