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あとがき
岩田 敏
pp.354
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542103381
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年度末の3月,会計の締め切り,各種契約の更新,人事異動と,読者の皆さまにおかれましては,年末とはまた異なる忙しさの中にいらっしゃることと推察しております.師走の総選挙により国内の政局は大きく動き,2012年から2013年への変化は,医学界にとっても追い風になるのかどうか,とても気になるところです.デフレ脱却のために日銀が動いて公的資金が投入されることが吉と出るか凶と出るかはわかりませんが,いまは日本が元気を取り戻すか,このまま債務超過国として落ちていくのかの瀬戸際ですので,いったん経済政策の舵を切ったら失敗は許されないということだと認識しております.技術立国日本を継承していくために,今後復活し増額されることが期待される先端科学研究への国の補助を,私たち医学界としてもぜひ有効に活用していきたいものです.
2013年1月号から誌面をリニューアルし,毎号2つのテーマについて話題を提供することになった本誌ですが,3月号では,病理診断の領域から「分子病理診断の進歩」を,自己免疫疾患の領域から「血管炎症侯群」を取り上げました.
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