シリーズ最新医学講座・Ⅰ 死亡時医学検査・5
死亡時画像(Ai)と超音波
内ヶ崎 西作
1,2
Seisaku UCHIGASAKI
1,2
1日本大学医学部社会医学系法医学分野
2東京都監察医務院
キーワード:
画像診断
,
死体検案
,
超音波画像診断
Keyword:
画像診断
,
死体検案
,
超音波画像診断
pp.629-635
発行日 2009年5月15日
Published Date 2009/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101985
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はじめに
死体の画像診断に対する認識は最近とみに高まっている.そのツールとしては,一般的にはCTあるいはMRIが用いられているが,他の画像診断であっても応用は可能である.筆者は2001年より法医学領域への超音波画像診断の応用を検討しており,解剖前の超音波画像と解剖所見との比較を行っている.救命救急の現場では「死」の状態に非常に近い来院時心肺停止(cardio-pulmonary arrest on arrival;CPA-OA)症例に対しても超音波画像診断が行われているので,死後少し時間が経過してから行われる死体検案での超音波画像診断の応用を中心に説明する.
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