特集 デジタル内科学の勃興—オンライン診療,AI,治療用アプリ
人工知能技術の臨床応用
深層学習技術を用いた超音波画像診断の進歩
鍵山 暢之
1,2
1順天堂大学デジタルヘルス遠隔医療研究開発講座
2順天堂大学医学部循環器内科学
キーワード:
人工知能
,
AI
,
深層学習
,
超音波画像診断
,
組織性状診断
Keyword:
人工知能
,
AI
,
深層学習
,
超音波画像診断
,
組織性状診断
pp.822-827
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227632
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎深層学習は人工知能(AI)技術の一種で,直接入力された生の画像情報などから予測モデルを作成することができる.
◎超音波画像は多様性が高くコンピュータ処理に向いていないと思われていたが,深層学習の柔軟な学習能力で対応可能になってきている.
◎深層学習で超音波画像を処理した例として,画像断面判別,セグメンテーション,自動計測などがあり,臨床応用が迫っている.
◎これらの深層学習技術,通信技術,radiomicsなどの新しいデジタル技術で,超音波検査はより簡単で再現性の高い精密検査へと変貌を遂げようとしている.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.