今月の主題 胎盤
検査
母体血中に流入する胎盤由来cell-free DNA/mRNAの臨床応用
三浦 清徳
1
,
増﨑 英明
1
,
石丸 忠之
2
Kiyonori MIURA
1
,
Hideaki MASUZAKI
1
,
Tadayuki ISHIMARU
2
1長崎大学医学部産婦人科
2佐世保中央病院
キーワード:
母体血漿中cell-free DNA/mRNA
,
定量的リアルタイムRT-PCR
,
出生前診断
,
胎盤機能
Keyword:
母体血漿中cell-free DNA/mRNA
,
定量的リアルタイムRT-PCR
,
出生前診断
,
胎盤機能
pp.1691-1697
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101389
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母体血漿中には,胎盤に由来するDNAおよびmRNAが流入している.これらは妊娠中に母体を通じて得られる胎盤の分子情報である.Cell-free fetal DNAは,胎児の性別診断,Rh型判定および父親由来の遺伝子異常の検出などに臨床応用されている.一方,cell-free placental mRNAの定量化は,妊娠高血圧症候群などに伴う胎盤機能不全を推定する新たな分子マーカーとして期待されている.
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