今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター
総説
癌浸潤,転移関連因子
真船 健一
1
Kenichi MAFUNE
1
1東京大学大学院医学系研究科消化管外科学
キーワード:
マトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP)
,
メタロプロテアーゼ・ティッシュインヒビター(TIMP)
,
マトリックス・セリンプロテアーゼ(MSP)
,
ウロキナーゼ型プラスミノーゲン・アクチベータ(uPA)
,
プラスミン
Keyword:
マトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP)
,
メタロプロテアーゼ・ティッシュインヒビター(TIMP)
,
マトリックス・セリンプロテアーゼ(MSP)
,
ウロキナーゼ型プラスミノーゲン・アクチベータ(uPA)
,
プラスミン
pp.849-859
発行日 2003年8月15日
Published Date 2003/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101104
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〔SUMMARY〕 マトリックス・メタロプロテアーゼ(MMP)の一群は,共同して細胞外マトリックスの分解を行っている.このMMPを活性化する他の活性化MMPやマトリックス・セリンプロテアーゼ(MSP)〔ウロキナーゼ型プラスミノーゲン・アクチベータ(uPA)/プラスミンシステムなど〕,さらにMMPのインヒビターであるTIMPを加えた調節機構は,癌の浸潤・転移,血管新生の中心的役割を果たしている.近年,このようなMMPを効果的に制御しようとする新しい癌治療法も試行されている.〔臨床検査 47:849-859,2003〕
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