今月の主題 プロテアーゼ,プロテアーゼインヒビター
総説
細胞死とプロテアーゼ
内山 安男
1
Yasuo UCHIYAMA
1
1大阪大学医学系研究科情報伝達医学専攻機能形態学講座
キーワード:
積極的細胞死
,
カスパーゼ
,
カテプシン
Keyword:
積極的細胞死
,
カスパーゼ
,
カテプシン
pp.841-848
発行日 2003年8月15日
Published Date 2003/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101103
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〔SUMMARY〕 細胞死が実行されるとき,必ず実行因子として働くのはプロテアーゼである.これは,細胞死が積極的に実行されようが,受け身の形で実行されようが同じである.積極的な細胞死(active cell death)は形態的にⅠ型からⅢ型まで分けられ,最も数の多いアポトーシスはⅠ型細胞死であり,リソソームが蓄積する細胞死をⅡ型細胞死といい,それぞれ関与するプロテアーゼが異なる.本総説では,これらを中心に概説する.〔臨床検査 47:841-848,2003〕
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