今月の主題 薬物代謝酵素の遺伝的多型―特に個別化薬物治療を目ざして
各論
CYP2Cの遺伝子多型の検出法
小島 健介
1
,
小林 カオル
1
,
千葉 寛
1
Kensuke KOJIMA
1
,
Kaoru KOBAYASHI
1
,
Kan CHIBA
1
1千葉大学大学院・薬学研究院・遺伝子薬物学講座
キーワード:
CYP2C9
,
CYP2C19
,
多型性
,
人種差
,
PCR-RFLP法
Keyword:
CYP2C9
,
CYP2C19
,
多型性
,
人種差
,
PCR-RFLP法
pp.157-162
発行日 2004年2月15日
Published Date 2004/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100841
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〔SUMMARY〕 CYP2C9およびCYP2C19は比較的古くから遺伝子多型が存在することが明らかにされたCYP分子種で,その多型性が医薬品の体内動態や薬効/副作用の発現に大きな影響を与えることが明らかとなっている.本稿ではCYP2Cサブファミリーを構成するこれらの分子種について多型性が見いだされた経緯,原因となる遺伝子変異,遺伝子解析の意義などについて概説し,CYP2C19遺伝子については多型解析の具体的な操作法および判定法を示した.〔臨床検査 48:157-162,2004〕
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