今月の主題 薬物代謝酵素の遺伝的多型―特に個別化薬物治療を目ざして
各論
新しい遺伝子診断法の方法論と機器
有吉 範高
1
,
北田 光一
1
Noritaka ARIYOSHI
1
,
Mitsukazu KITADA
1
1千葉大学医学部附属病院薬剤部
キーワード:
遺伝子多型
,
SNP
,
ジェノタイピング
Keyword:
遺伝子多型
,
SNP
,
ジェノタイピング
pp.149-156
発行日 2004年2月15日
Published Date 2004/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100840
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〔SUMMARY〕 近年の遺伝子診断技術の進歩は目覚しく,遺伝子解析の革命的技術であった遺伝子増幅さえもPCR以外の方法論が登場し,さらには増幅を行わずとも少量のゲノムDNAで遺伝子多型が判定できる方法も現れた.これらにより,疾患感受性や,薬物応答性などを規定する遺伝的要因の解明が飛躍的に進展するものと期待されている.本稿では,日進月歩の遺伝子診断技術のうち,遺伝子多型診断に焦点を当て,近年汎用されている比較的新しい方法論と機器について概説する.〔臨床検査 48:149-156,2004〕
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