今月の主題 薬物代謝酵素の遺伝的多型―特に個別化薬物治療を目ざして
各論
N-アセチルトランスフェラーゼの遺伝子多型の検出法
窪田 竜二
1
,
大野 雅子
1,2
,
東 純一
1
Ryuji KUBOTA
1
,
Masako OHNO
1,2
,
Junichi AZUMA
1
1大阪大学大学院薬学研究科臨床薬効解析学分野
2大阪府立母子保健総合医療センター臨床研究支援室
キーワード:
N-アセチルトランスフェラーゼ
,
遺伝子型判定法
,
個別化適正医療
Keyword:
N-アセチルトランスフェラーゼ
,
遺伝子型判定法
,
個別化適正医療
pp.171-176
発行日 2004年2月15日
Published Date 2004/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100843
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〔SUMMARY〕 N-アセチルトランスフェラーゼは薬物をアセチル化して代謝する酵素である.これまでに,さまざまな薬物について,この酵素の遺伝子多型が薬物動態に影響を及ぼすことが報告されている.本稿では,N-アセチルトランスフェラーゼ2の遺伝子型判定法として最もよく用いられているPCR-RFLP法を概説するとともに,今後臨床への応用が期待される判定法を紹介する.〔臨床検査 48:171-176,2004〕
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