今月の主題 アルブミン
総説
血清アルブミン測定の臨床的意義
矢田 豊
1
,
渡辺 明治
1
Yutaka YATA
1
,
Akiharu WATANABE
1
1富山医科薬科大学第三内科
キーワード:
アルブミン
,
合成
,
分解
,
体内分布
Keyword:
アルブミン
,
合成
,
分解
,
体内分布
pp.513-519
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100490
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〔SUMMARY〕 アルブミンは肝で合成され,血漿蛋白質のなかでも含量が最も多く,血漿総蛋白の約60%を占める.その機能は多彩で,アルブミンは血漿膠質浸透圧の維持や各種物質の輸送において重要な役割を果たしている.血清アルブミンすなわち血管内アルブミンは血管外アルブミンも含めた生体内アルブミンプールの一部であり,血清アルブミン値の解釈には,血管内のみでなくアルブミンの体内分布や代謝動態について考えることも重要である.〔臨床検査 48:513-519,2004〕
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