医療経営の総合的「質」の検討・15〈最終回〉
リスクマネジメントが目指すもの—「事故防止である」,「改善である」そして「組織変革である」
鮎澤 純子
1
1九州大学大学院医学研究院医療経営・管理学講座
pp.672-674
発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903594
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シリーズ『医療経営の総合的「質」の検討』の連載に,リスクマネジメントという視点から考えを述べさせていただく機会をいただいた.本稿はもちろん「リスクマネジメント」そのものについて述べるものではない.シリーズのタイトルにある「医療経営」という視点を踏まえ,そして今,医療経営について考えようとすれば使わざるを得ず,そしてこれまでも連載の中で多くの執筆者が何度も使ってこられた「変化」,そして「組織変革」という言葉をやはり同じく使いながら,リスクマネジメントが「医療経営」,「変化」,「組織変革」とどのように関連しているのか,そして,リスクマネジメントが『医療経営の総合的「質」の検討』にどのように寄与することができるのかについて考えてみたい.
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