現場から 活動レポート
事故防止の視点に立つクリティカルパスの改善
山下 清子
1
,
小林 真喜子
1
,
末 陽子
1
,
岡山 麻子
1
,
西川 京子
1
,
中村 充代
1
,
中山 美香
1
1医療法人生長会ベルランド総合病院
pp.685-687
発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904009
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●はじめに
当院は病床数522床を持つ,地域に密着した急性期病院である.近年,社会の要請として医療の質が問われる中,「ゆきとどいた看護」を理念に看護の質の向上に取り組んできた.看護師の能力・経験に差がある中でもケアの質を一定のレベルに保つため,1997年に看護部を中心としたクリティカルパス(以下CPと略す)委員会が発足した.作成段階より医師やコメディカルの協力を十分に得,2001年12月には95種類のパスが活用できるまでになった.当泌尿器科病棟における活用状況は,2000年度には入院患者数の50.8%であり,手術目的症例がほとんどであった.今回,事故防止の視点からCPの改善に取り組んだので報告する.
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