特集 ケアマネジメントと病院
ケアマネジメントにおけるリハビリテーション
竹内 孝仁
1
1日本医科大学付属第二病院リハビリテーションセンター
pp.799-804
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902200
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リハビリテーションとリハビリテーション医療
ケアマネジメントとの関係をみるために,まずリハビリテーションとリハビリテーション医療について整理しておくこととする.
リハビリテーションの理念(定義)については,時代とともにいくらかの変化はあるものの,かいつまんでいえばこの時代と社会において多くの人々が営んでいる「ふつうの生活」を手にすることだといえる1).現代では医学的な意味での障害を有する人々を対象として考えられているが,かつては犯罪者や信仰上の問題から市民権を剥奪された人々も含まれていた2).ここから市民としての権利の回復や人権の回復という意味が生まれてくるが,要は「ふつうの生活」を理念的到達点としたときにそれにかかわるすべての問題が対象となってくるわけである.
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