誌上ケースカンファレンス
地域の専門多職種でケアマネジメントを試みて・2―平成8年度新潟県ケアマネジメント研修より
竹内 孝仁
1,2
1日本医科大学
2日本医科大学附属第二病院リハビリテーションセンター
pp.245-262
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901641
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前回(小誌第2巻第2号掲載)に引き続き,平成8年度新潟県ケアマネジメント研修より,「アセスメントの実際」(1996年9月20~21日開催)で検討された2つの事例を本号で紹介する.
この研修会を企画した新潟県福祉保健部高齢福祉保健課の担当者の話では,研修会終了後,県内13地域で,研修修了者を指導者や助言者として活用した地域版ケアマネジメント研修会が開かれ,関係者の共通認識づくりと技術普及が進んでいるという.この研修会で参加者が受けた刺激がいかに大きかったかが想像される,しかし,それは時として,これまでの自分たちの援助姿勢を根底から揺るがすほどの厳しいものでもあった.今回取り上げた事例3,4はまさにそのような例である.失敗の中にこそ大きな学びがあるという観点から,今回は敢えてこの2つの事例を取り上げた.
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