厚生行政展望
医療保険改革の行方を占う
厚生行政研究会
pp.878-879
発行日 1996年9月1日
Published Date 1996/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901916
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介護保険法が頓挫して,解散がらみの臨時国会もあてにならない.そのため,介護保険待ちをしていた各制度改革のうち,医療審議会に続いて,医療保険審議会も6月21日に「今後の国民医療と医療保険制度改革の在り方について」という第2次報告を取りまとめて,事実上の見切り発車宣言をした.
前回は,保険医定年制,診療報酬の総額請負制度など,報告中の各項目の主要な論点について議論を深めて紹介した.今回は,報告全体を評価するとともに,論点とその実現可能性を検討・整理し,来年度に予定されている医療保険改革の行方を大胆に予想した.
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