特集 多様化時代の病院人事
職能給導入に向けて準備を進める—聖路加国際病院
渡辺 明良
1
1聖路加国際病院経営管理室
pp.735-738
発行日 1994年8月1日
Published Date 1994/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901296
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はじめに
病院という業界においては,給与費の対収入比率が50%を越えることが珍しくなくなっている.これは病院が労働集約産業であり,人的サービスの提供が病院業務の中で重要な意味をもつことを示していることは周知の通りである.
ところが,職員の能力開発や動機づけや処遇の公平化などがシステムとして機能している病院はどのくらいあるのだろうか.少なくとも当院では職種毎に独自で教育システムを作っているところはあるにせよ,従来病院全体としてこれらがシステム的に運用されてはいなかった.
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