特集 揺れる基準看護
[インタビュー]看護の力と看護の質を考える—札幌麻生脳神経外科病院・紙屋克子さんに聞く
紙屋 克子
1
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.350-357
発行日 1994年4月1日
Published Date 1994/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901207
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テレビ放映の反響
呼び覚まされた看護婦魂
本誌 テレビの反響からうかがいたいのですが,とくに医療関係者の反応はいかがでしたでしょうか.
紙屋 看護者に関して言えば,大変励まされた,勇気づけられたという反応が1つ.そして勇気づけられるとともに,悔しいというか,いままで自分たらは10年も20年も看護婦をやってきたのに,ああいう看護をしてこなかったことを残念で情けないと思う気持ちがひしひしと伝わってきました.逆に言うと,それを取り戻したいという思いが強く,ぜひやってみたいので,プログラムが欲しい,資料が欲しいなど…….それは私たちのところに言ってきただけでも相当数ですが,言ってこなくても,テレビのビデオを何度も何度も見直して,どうやっているのかをドクターと一緒に見て実践してみたというところがたくさんあることがわかりました.
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