グラフ
看護婦が“看護”をする—札幌麻生脳神経外科病院のナーシングケア
八木 保
,
紙屋 克子
1
,
本誌編集室
1札幌麻生脳神経外科病院
pp.778-783
発行日 1991年9月1日
Published Date 1991/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900454
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今,話題の看護を展開している「札幌麻生脳神経外科病院」をご存じだろうか.この病院は,1985年4月に開設,現在病床数145(稼働数121),基準看護,特2類,3交替制勤務を採用している.看護スタッフは看護婦65,准看護婦20,保健婦11,ナースエイド30,病棟クラーク4で構成され,看護職対病床数は約1:1.日本全国に蔓延している看護婦不足の現状では,考えられないような看護体制である.
十分な看護婦数の中で看護はいったい何ができるのか.この問いに自信を持って答えているのが札幌麻生脳神経外科病院の看護婦たちである.実際,この病院の看護部は医師に遷延性意識障害と診断された患者の意識を回復させ,見事社会復帰をさせている.その数は20を超えるという.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.